【アンケート調査】IT人材が年収アップのために取り組んでいることとは？
弊社ギークリーでは、24年11月にGeekly（ギークリー）のサービスをご利用いただいたエンジニア、クリエイター、ゲーム人材の方を対象に「IT人材が年収アップのために取り組んでいること」についてアンケート調査を実施しました。収入に対する満足度や年収アップのために行っていることを年代別、職種別に解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
アンケート方法概要
「IT人材が年収アップのために取り組んでいること」についてアンケートを実施。
【調査対象】弊社をご利用いただいた転職希望のIT人材
【対象人数】1,097名（有効回答のみ）
【調査期間】2024年11月1日～2024年11月25日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力
【質問項目】
1. 今の時期に転職活動を始めた理由は何ですか？（複数選択可）
2. 転職活動において、不安に感じることは何ですか？（複数選択可）
3. 今の(もしくは前職の)収入に対して、満足していますか？
4. 収入を上げるためにどのような取り組みをしていますか？
5. どのオファーなら転職しようと思いますか？
【全体】アンケート集計結果
IT人材はキャリアの見直し時に転職を検討する傾向に
IT人材が11月に転職活動を始める理由として最も多いのが「キャリアを見直すタイミングであったため」であり、次いで「現職への不満を解消したいと思ったため」という結果になりました。
2024年8月に弊社で行ったアンケートでも「キャリアを見直すタイミングであったため」という回答が最も多い結果になっており、IT人材は季節に関係なく今後のキャリアについて考えている傾向にあります。
【あわせて読みたい】IT人材が転職活動に対して不安に思っていることについてはこちら⇓
また、転職において不安に感じることについての質問では「転職先で求められるスキルや適性があるかどうか」という回答が最も多くなりました。
キャリアを見直す際、これまでの経験や業務を通して身に付けたスキルを棚卸しをすることがありますが、この結果から「今の自分のスキルが次の会社でどの程度通用するのか」について不安に感じる方が多いことが分かります。
今の収入に満足している方は少ない
今の収入に対しての満足度を調査したところ、「やや不満」「かなり不満」という回答が41％と多い結果となり、今の収入に対して満足していない方が多いことが分かります。
IT人材が収入を上げるために行っていることは「スキルアップ」や「転職」という回答が多く、資格取得などの自己研鑽や転職によって環境を変えることで年収を上げている方が多いことが分かります。
スキルアップしつつ今よりも好条件の企業に転職することで大幅な年収アップにつながるため、今の収入に満足していない方は転職を視野に入れることもおすすめです。
特にIT業界特化型の転職エージェントを利用することで、非公開求人や今のスキルや希望職種に沿った求人に応募することもできるでしょう。さらに転職エージェントは自分一人ではやりづらい年収交渉も対応できます。
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Geeklyを利用して転職成功された方の事例
- ご年齢：30代前半
- ご経歴：システムエンジニア⇒バックエンドエンジニア
- 転職期間：サービス登録から約2ヶ月でご転職
Sさんは”ものづくり”にご興味があり、業務改善Webアプリケーションの開発を手がける企業で、システムエンジニアとしてキャリアをスタートされました。
転職を考えたきっかけは、当時関わっていたサービスやプロダクトに共感できなくなっていった点、使用していた言語やフレームワークなどが古く、新しいものへのキャッチアップも困難だったという点でした。
SさんはGeeklyに登録してから約2か月で第一志望の企業から内定を獲得し、迷うことなく入社を決断しました。
また複数社から内定をいただいたのですが、現職の条件や環境が自分と一番合っていたので納得感があったそうです。
【あわせて読みたい】第一志望の企業への転職に成功した事例はこちら⇓
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IT人材が転職を考えるオファー金額とは
年収アップのオファーについての質問では、「現年収＋50万円」で転職を考えるという方が最も多い結果となりました。
過去行ったアンケート調査でも、IT人材の企業選びの軸は「給与」よりも「業務内容」という回答が多くなっており、IT人材の多くは年収アップよりも自分が希望している仕事ができるかどうかといった業務内容に関心がある可能性があります。
【あわせて読みたい】IT人材の企業選びの基準についてはこちら⇓
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年代別の結果
本アンケートの年代比率は上記のグラフの通りです。ここからは年代別に転職サイト・エージェントに求めることについて細かく見ていきましょう。
どの年代も共通してキャリアの見直しが多い結果に
年代別に転職活動を始めた理由をみると、「キャリアを見直すタイミングであったため」という回答がどの年代でも共通して多い結果となりました。
20代は28％を占めるなど他年代と比べても特に割合が高く、社会人としての歴が浅いからこそ未来のキャリアについて強く意識する方が多い可能性があります。
過去に行った「IT人材のキャリアに関する考え方や転職の価値観」についてのアンケート調査では、20代の方は転職は「自分の理想のライフワークと出会うための手段」だと考えている傾向にあり、若年層の方ほど自己実現に繋がる仕事をしたいという意向が強いことが分かります。
【あわせて読みたい】IT人材のキャリアに関する考え方や転職の価値観についてはこちら⇓
転職において不安に感じることについての質問では、20代、30代は「転職先で求められるスキルや適性があるかどうか」という回答が最も多く、40代、50代は「入社後のミスマッチが発生しないかどうか」が多い結果となりました。
この結果から、若年層はスキルアップの過程であることが多く、自分のスキルについて考える傾向にありますが、中堅層になるとスキルアップよりも長く働ける環境に行けるかどうかが気になる方が多いと考えられます。
20代、30代は今の収入に不満がある
20代、30代の回答に注目すると「やや不満」「かなり不満」という回答の割合が高くなっています。年齢が若いほど収入が上がる伸びしろも大きくなるため、今よりも収入を上げたいと考える方が多いと考えられます。
対して中堅層ほど収入に対する満足度は高く、50代では「かなり満足」という回答が31％となっています。
収入を上げるために行っている取り組みについての質問では回答が年代ごとに分かれ、40代の「スキルアップ」が特に高い割合になっています。
IT業界ではスキルや資格によって年収が上がる可能性もあるため、自己研鑽することで今よりも収入が上がる可能性が高まるでしょう。
【あわせて読みたい】自己研鑽を行っているIT人材の割合についてはこちら⇓
どの年代も共通で転職を検討するオファーは現年収＋50万円
転職を考えるオファー金額をみると、どの年代でも共通して「現年収＋50万円」という回答が最も多くなっています。
IT人材の多くは、とにかく年収を上げたいという方よりも業務内容やスキルアップにつながるかどうかを見極めて転職を検討していると推測できます。
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職種別の結果
本アンケートの職種比率は上記のグラフの通りです。上記図ではエンジニアの割合が多くなっていますが、ここからは職種別に転職サイト・転職エージェントに求めることについて見ていきましょう。
どの職種でもキャリアを見直すために転職活動を開始する傾向に
11月に転職活動を始めた理由はどの職種でも共通で「キャリアを見直すタイミングであったため」という回答が最も多くなりました。
次いで「現職への不満を解消したいと思ったため」が多く、IT人材はキャリアプランを立て直す際や現職への不満を感じた際に転職を検討する傾向にあると推測できます。
また転職活動において不安に感じることについての質問では、ゲーム職種で「希望している仕事を提案してもらえるかどうか」が多い結果となりました。
ゲーム業界に勤めている方は他職種に比べ、自分のやりたいことがはっきりしており、希望が叶う仕事ができるかどうかを重視している可能性が高いでしょう。
エンジニア、クリエイターは収入に不満がある
今の収入に対する満足度についての質問では、エンジニア、クリエイター職種で「やや不満」「かなり不満」という回答が多い結果となりました。
評価基準は企業によって異なりますが、成果や貢献度に対して正当に評価され年収アップする方が働くうえでモチベーションを維持できます。
今の収入に満足していない方は、転職を視野に入れてみることをおすすめします。転職によって年収が下がるのが不安な場合は、以下の記事で対処法を解説しているのでぜひ参考にしてください。
【あわせて読みたい】転職による年収ダウンを防ぐ秘訣についてはこちら⇓
収入アップのために行っている取り組みについて職種別にみると、エンジニア職種は他職種と比較して「資格の取得」という回答が多くなっています。エンジニアの場合、保有資格で年収が上がったり資格手当が支給されるケースがあるため、資格取得に励む方は少なくないでしょう。
【あわせて読みたい】IT関連資格の資格手当の相場についてはこちら⇓
またゲーム職種では「スキルアップ」という回答が多くなっています。ゲーム業界で求められるスキルは職種によりさまざまですが、他職種に比べてスキルアップに意欲的な方が多い傾向にあります。
クリエイター、ゲーム職種は＋50万円で転職を検討する結果に
転職を検討するオファー金額についての質問では、どの職種でも共通して「現年収＋50万円」が多い結果ですが、特にクリエイター、ゲーム職種の割合が高い傾向にありました。
両職種は転職を検討する際、自分の希望する仕事ができるかどうかや働く設備、環境など、年収よりも重視する点があると推測できます。
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年収を上げたい場合は転職エージェントに相談してみよう
今回のアンケート調査では、「IT人材が年収アップのために取り組んでいること」について調査しました。
全体結果では11月に転職活動を始める理由として最も多いのが「キャリアを見直すタイミングであったため」であり、次いで「現職への不満を解消したいと思ったため」という結果になりました。
また、今の収入に対しての満足度を調査したところ「やや不満」「かなり不満」という回答が多い結果となり、今の収入に対して満足していない方が多いと推測できます。
収入を上げるための手段として「転職」を挙げている方が多く、今よりも条件の良い環境で働くことで年収アップにもつながるでしょう。
今の年収に不満がある、もっと年収を上げたいとお考えの方はぜひ転職エージェントにご相談ください。優良企業の求人や年収交渉もサポートいたします。
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この記事の監修者
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ギークリーメディア編集部
主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。
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